神様の創造-16【神様の創造-16】 『神様に歓んでもらうには』 神様と人間は次元が違うのですから、価値観や考え方が全く違います。 人間の常識は、神様の次元では常識ではありません。 神様は、モノやオカネを欲しがるはずがありません。それを欲しがるのは、人間に決まっています。 では神様は、なにをあげたら歓んでくれるのでしょう? モノやオカネ以外に、なにをあげられるのでしょう? それは、あなたの歓びです。 あなたのこころからの歓びです。 あなたが朝日を浴びて、光の歓びとともにあるとき。 あなたが家族とともに、朝餉(あさげ)の温かい湯気の中で、笑顔を見合わせるとき。 あなたが田や畑で、大地の恵みに感謝して働いているとき。 あなたが海の恵みに感謝して、魚の網をあげるとき。 あなたが夜空の星に感謝して、そのきらめきに見とれるとき。 あなたが寝床の中で、家族の安らかな寝息に安心するとき。 あなたがあなたであることに、感謝するとき。 ・・・ そのとき、あなたは神様に大きな歓びを捧げています。 あなたは、神様の手足であり、目であり、耳であり、鼻であり、舌なのです。 あなたが味わった歓びを、神様は一緒に味わっています。 ですから、人間の悲しみや苦しみを、神様は望んではいません。 飢えや病気や戦争を、神様は望んでいません。 神様は、いつもあなたとともにいて、あなたとともに学んでいます。 神様もまた、いつも成長しているのです。 もしもあなたが、神様に祝福されたいと望むなら、それも可能です。 そのために、なにかをする必要はありません。 神様はきっと、このようにおっしゃるでしょう。 「あなたが祝福である。 あなたが祝福そのものであるから、あなたを祝福しなさい。 それが私を祝福することである。 あなたに必要なことは、あなたを信じることである。 すべての情報や常識や信念を捨てて、そのままの自分を信じなさい。 それができたとき、あなたは自分を祝福できるだろう。」 前にお話した「神様の宅急便屋さん」は、このメッセージを届けに来てくれました。 人類の歴史には、多くの「神様の宅急便屋さん」が登場しました。 いまも「神様の宅急便屋さん」は、世界各地で活躍しています。 どうしてこれほどに、「神様の宅急便屋さん」はメッセージを届けてくれるのでしょう? それは、神様とあなたの約束があるからです。 あなたはかって、神様のもとを離れるとき、神様に言ったのです。 「神様、私はあの世界へ行って、様々な体験をして夢中になってしまいそうです。 そうしたら、神様との約束を忘れてしまい、約束を果たすことができなくなります。」 神様はこう言われました。 「わかった。お前が忘れそうになったら、私がだれかにメッセージを託そう。 それを受け取って、私との約束を思い出しなさい。」 「はい、きっと思い出します。」 あなたはそんな約束をして、この世界へ来たのでしょう。 そして神様は約束どおり、「神様の宅急便屋さん」にメッセージを託したのでしょう。 あなたが「神様の宅急便屋さん」に気がつけば、神様との約束を思い出すでしょう。 え! 「誰が「神様の宅急便屋さん」ですか?」ですって? あなたの周りにはいないのですか? もしかすると、あなたがいま読んでいるこのお話が、メッセージかも知れません。 【神様の創造-17】へつづく |